労働組合運動の本来の役割と新たな前進について
4月に開催された「職場問題学習・交流講座」では、格差社会と貧困の広がりの根底に、低賃金・無権利の非正規雇用労働者の急増とともに、成果主義賃金を根源にした深刻な状態があることを解明し、現状打開のたたかいを呼びかけました。
また党大会が提起した「貧困と社会格差の新たなひろがり」は、NHKの「ワーキングプア」の放送をはじめ財界・大企業批判がマスメディアからも広く指摘されるようになりました。
福岡県ではこの5年間に非正規労働者が11万人増加し正規労働者が14万人減少、女性労働者の55%が非正規労働者といわれています。
給与所得は年収200万円未満が10万人増え、全体の24%。300万円未満になると45%にのぼり、生活保護率は1位、国保資格証発行は全国2位といった実態です。
北九州市の労働情勢をみますと有効求人倍率は0.5倍前後を推移し、政令市のなかで唯一1.0倍を下回っています。高卒者の新規求人倍率0.65とともに最低です。
このような雇用情勢を反映して労基法や雇用ルールを無視する企業が蔓延しています。
福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合
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